2012年1月29日

1月29日のBOP参加報告です。
目的地は、福島県新地町。
がんこ屋と小川公園と、二カ所の仮設住宅。

名古屋教区の坊さんバンドぷんだりーかの皆さんは前日に

二本松の幼稚園と新地の前田仮設を訪れています。

別院を7時に発。
①目的地のがんこ屋で、名古屋の方々と合流。
ここは初訪問ですが、地元の新地の方はわずかで、
ほぼ南相馬や双葉、浪江など原発避難区域一帯の方々だとのこと。
かなり入居時期は遅いとのことで、
そのせいか建物は仮設ではかなり珍しい気がする木造のものでした。
形は似ていますが、プレハブよりこちらのほうが家という感じが強いように思いました。

②室内に業務用のコンロが持ち込まれ、さくさくと揚げ物が完成していました。
コンサートでは、いつものギターやハーモニカのほかに、
なんと朝鮮半島の楽器類が登場。


③これはどんな楽器でしょうかとクイズがだされていました。
集会場が満室になるくらい人もたくさんこられていました。
特筆は子どもが多いこと。
来てくれたのは十数人だったかとおもいますが、もっともっといるとのこと。
子ども達もバンドに混じって、楽しそうに楽器を叩いていました。

午後は運動公園仮設に移動。
ここは前にBOPでお邪魔しています。
運動公園のなかに、プレハブが建てられていました。
活動は午前と同じく揚げ物提供と、コンサート。


④他のボランティア団体もかなり来ているらしく、
集会場の壁はいままで開かれたボランティア団体主催の行事の写真や、
世界からよせられた寄せ書きで一面いっぱいで実ににぎやか。
マンガもたくさんあり、子供達は学校から帰るとみんな集会場に集まってくるんだそうです。
この仮設には、長期で関わっているボランティアの方がいて、
子ども達に大人気でとりかこまれていました。そのパワー、すごいです。
片付け後、名古屋チームはマイクロバスでそのまま名古屋へ帰るとのこと。
これまたパワフル。

コンサート+炊き出し提供を、一日二カ所でという初の経験でしたが、
名古屋のボランティアの方々も、仮設の方々も、
とても元気で逆に元気をいただいたような感じの活動でした。

余談ですが、子供の教育を学んでいる方と現地でお話する機会がたまたまありました。
仮設のこどもたちは、みんなで集まって体をうごかすような遊び、
たとえば鬼ごっこや泥けんとか好きそうだよね~とか、
ただのじゃんけんでも体をつかってポーズをとって遊ぶとか、
なるほどさすがにと思うことを聞かせていただくことができました。














2012年1月23日

1/23(月)第87回BOPイン寄磯です。
メンバーは高田9名、富山2名、仙台仏青2名です。
朝、仕込み&積み込み。
米5kg×26世帯分。塩コショウ、醤油、調理酒などの調味料類、レトルトカレー、ウィダーインゼリーなどを積みこみました。
①足りない分は石巻イオンで購入。油、砂糖、洗濯用洗剤、除湿剤、ティッシュ。

皆、慣れているので現地集合で別院出発。でも石巻イオンで自然に出会います。
②その後、女川の手前のファミマで富山カーと出会ったりしつつ女川町コンテナ村へ。
食事処おじかでとんかつ定食とサバ煮込み定食をそれぞれ注文。ここ本当に美味しかった。また行きたいです。
女川港横の店や、小乗(「しょうじょう」ではなく「このり」)にも仮設店舗ができてました。

今回はタープ5つをくっつけて大テント設置。
風がとにかく寒強くて、メバリのテープもバリバリバリってはがれてた。
中にはナン焼き用の鉄板と、クリームシチューの大鍋2つ。
おなじみ足湯コーナーも。
小学生の女の子チームから腕輪念珠つくりのリクエストがあったので、
談話室で作りました。高田のうっちーも一緒に。持って行っておいてよかった。


談話室でバザー。
今回は皆さんのご要望で一品100円、10品まで。
一種類につき一世帯一セット。物によっては3つで1セットなどにしました。
たぶん2万円くらい集まったと思いますが次回のために使ってほしいとのこと。
ちなみに準備で事前に買った分で4万円くらいになってます。
思い切って調味料中心で行いました。かなり久々のバザーだったようです。
僕等もやってなかったしね。

③チーム富山はナン作り。
高田の超重い鉄板出動。子どもたちが手伝ってくれました。

高田はクリームシチュー。大鍋に二杯です。
皆さん、自宅の鍋を持って集合。



④最終的には談話室でいつもの宴会。
僕とOくんは7時に寄磯を出て別院には9時すぎくらいに着きました。
残りの11名は宿泊。翌日、別院に寄ってコンパネとかをおろして帰って行きました。
お疲れ様でした。


















2012年1月20日 掲示板より

①東日本大震災を心に刻む集会 PartⅢ
「いのちのさけび」―震災と原発災害に聞く―
主催:飛騨御坊ボランティア委員会
1 月20 日(金)夜7 時 於 高山別院御坊会館

12月16日、野田首相は福島第一原発事故の「収束」を宣言しました。
今後は放射能の除染や、住民の帰還に取り組むそうです。
「収束」とは、いったい何を意味しているのでしょうか。
日本を揺るがした震災・原発事故は2011 年で区切りをつけたい、
心新たに2012 年を迎えたい、そんな気持ちが私たちにもあるのではないでしょうか。
被災地が、福島が忘れられようとしています。
未来や希望を語ることは大切です。
でも、今この現実を見つめなければ、それも開けては来ないでしょう。
震災から十ヶ月。
「福島を生きる」ことを共に考え、「被災地のさけび」に耳を傾けたいと思います。
ここに、第三回目の東日本大震災を心に刻む集会を開催します。

「被災地のさけび」関口(仙台仏青)
「福島を生きる」佐々木(仙台仏青会長)

②夜7時からということと、天候が雪、
同じ日の同じ時間に組内の行事が重なるなどいろいろありましたが、
さまざまな年代の方がたくさん来てくださってました。

・お風呂よりもまずおとむらいではないか?
宗派を越えて仮埋葬や火葬場でのおまいりをしていたことなど。

・年寄りで足も悪い。東北まではとても行けないけど今、何ができるでしょうか。
起きたことを忘れないでほしい。自分自身の今に心をかけてほしい。
放射能に苦しんでる人に水、米、野菜などの支援や1人月に100円とか、年に1000円とか、ずっと続けてもらえるような支援を。

・なぜ、福島を離れないのか。
安全だと言われ続けていることも大きいのではないか。仕事やしがらみもある。
避難先や仕事を用意した上で地域ごと受け入れてくれるなら話は違うかもしれない。

・お金や物を送るにしてもどう使われたのか支援先が見えないとなかなか難しい。どこで何にどんなふうに使われているのかわからないものか。
カンパや支援品を送ってくださった方に対してきちんと報告をしていくことが大事だと思う。
その点では僕らも反省することが多くて、きちんとできているとは言えないのですが。

・震災について真宗的な視点からはどう思われますか。
近しい人や家や仕事を失った人たちを、放射能に苦しんでいる人たちを、親鸞聖人は「われら」とよばれるんじゃないかと思う。
・また、高岡で話されたようなことも出ていました。

③高山別院。なんとポストカードの自販機がありました。
さすが。1つ200円。4枚入り。
10枚入りで400円の仙台仏青。勝ったな。・・・違うか。
在庫が少なくなっているのでぜひ増刷をしましょう。余裕があれば新作も。
2月半ば九州、3月頭山陽にも持って行きたいところです。あわせて缶バッチ量産も。


④こんな人も(弟です)。外は雪ですよ。

⑤とてもいい感じの町でした。雪はほんとに深いところです。

















2012年1月19日 東日本大震災を心に刻む集会 IN 高岡

①東日本大震災を心に刻む集会 IN 高岡―いのちのさけびー
主催 真宗大谷派高岡教区内有志 災害復興支援ネットワーク

1月19日(木)午後3時より
ウイングウイング高岡5階503号室(高岡駅前)

2時30分~受付開始
3時~「被災地支援よりみえてきたものー いのちのさけびー」
関口(仙台仏青)  
福島を生きる いま そして これから―お願いです たすけてくださいー」
佐々木(仙台仏青会長)
5時~質疑応答~5時半(各自夕食)
7時~座談会・意見交換等
9時  終了
9時30分より懇親会

②初めてほかの教区でお話をさせてもらったけど、かなり緊張しました。
高岡仏青や教務所の職員さん、Hさんたち支援ネットワークや高岡の皆さんに加えて、
能登のMん、Hさん、小松のSさん、Kさん、富山のJさん、Mさんも来てくれてました。

佐々木くんが8時から電話でのラジオ出演を控えていたので、
7時からの座談会には僕が出ました。
休憩中は3月末能登への福島の子どもたち受け入れについての臨時会議です。
座談では、距離や時間の経過で薄れてくる気持ちのことなど。
・悶々と抱え続けるしんどさから、つい考えないようにしてしまったりするという方も。
どんなことが可能なのか。これは東北でも同じだと思います。
・福島(東北)の生産物をきちんと測定した上で消費する支援ができないか。
・はっきりとお金が必要だと言うべき。とは言え、自分自身、震災の支援について
自坊の門徒さんにはっきり言えなくなってきているのも感じるという方。
・宗派から十分な支援は届いてるのか。
分かっている範囲での宗派義援金の用途、
支援センターがたった2人で走り回っていることなどお伝えしてきました。

③次の日、高岡教務所に寄りました。皆さんお世話になりました。
















2012年1月18日 石巻市追波川多目的団地仮設で活動する

 メンバーは仙台仏青三名、チーム茨城一組九名で行いました。

 活動場所は追波川多目的団地仮設。上品の里から数分の仮設です。

 今回は茨城一組の方々からの要請で助っ人に行きました。

 11時に別院集合。積み込み後に11時半出発。途中で昼食後、待ち合わせより少し早く14時45分くらいに到着。予定の15時くらいに茨城一組の方たちが到着されたので合流し、早速物資降ろしのお手伝いをしました。

 今回の炊き出しは、ラーメンとおでんです。集会場の中で調理をして提供します。物資を集会場内に搬入すると茨城の方たちは手際良く調理場の準備に取り掛かります。ここの集会場は特殊で広場とキッチンが合わさった構造になっています。まずは机を用意して、衛生面を考えて机の上に調理用?のビニールを敷きました。足元には汚れてもいいようにゴザを引き、足りない分はビニールも引き配慮しているのを見ると慣れているのが伺えます。

 調理場の準備ができると各々にラーメンのスープを作る人、ネギを切る人、なるとを切る人、チャーシューを取り易いように仕分けする人、会場の中や外の装飾をする人など分担して取り掛かっています。役割分担の早さもすごかった。

 仏青の仕事は子どもたちにあげるお菓子の袋詰めをしました。30個分用意しましたが、来てくれた子どもたちにプレゼントするのに使います。他にも色々なお手伝いもしました。

 15時から準備に取り掛かり、提供は17時。時間通りに提供できました。ラーメンの茹で上がりに時間がかかるため集会場入り口で必要個数を伺い整理券を渡します。ラーメンが出来上がり次第、整理券番号を呼びお渡しするという流れでした。ラーメンとセットでおでんもお渡しします。おでんは袋に入ったまま湯煎で温めます。そして袋から取り出してお椀に入れるので調理は簡単でした。お待ちの間には、会場内でジュースやアルコールを飲んで待っていてもらいます。仏青は臨機応変におでんの封を切る作業や多く注文された方の炊き出しを自宅までお持ちする作業や集会場内で食べ終わったおわんを回収する作業などをしました。

 一段落すると僕たちもラーメンを頂きながら仮設の方たちと色々とお話をさせてもらいました。ここは色々なところから来られている方もいるみたいですが、ほとんどは雄勝からみたいです。船越地区の方たちや雄勝役場の近くに住んでいた方たちが多いみたいです。

 炊き出しの配膳をしている時に大川小学校の親御さんたちと念珠作りをするときにお世話になったSさんと会いました。どうやら追波河の仮設に住んでいるそうです。忙しくてお話はあまり出来ませんでしたが、これも何かの縁なのでまたここに来る約束をしてきちゃいました。

 炊き出しのラーメンですが想像以上においしかったです。特にIさんはチャーシューを絶賛していました。聞くところによると茨城の地元のプロの料理人さんが作ってくれたものみたいでそれも納得です。

 そんな感じであっという間に時間が過ぎ20時くらいに撤収開始。20時半くらいには帰路に着きました。これも何かの縁ですので、また茨城一組の方々と共に活動できたらと思います。















2012年1月8

01/08(日)
年内最初のBOPになります。
石巻市河北町の三反走で念珠作りをしてきました。

メンバーは仙台仏青4名、センター2名で
した。
9時半に別院集合して、10時頃に出発。
途中で上品の郷で昼食。
道路の混雑を予想して早めに出ましたが思った以上に予定時間に余裕がありました。

13時に予定していましたが12時半に仮設に到着。
場所は河北町の仮設ですが、そこの集会場をお借りして念珠作りをしました。
他の仮設に住んでいたり、中には自宅避難されている方もいて
皆さん遠くからも来てくれていました。
①早めに到着しましたがポツポツと人が集まりだしたので開始することに。
延べ人数は40人弱くらいの方が来てくれました。


若い人が多いということで1、2回作っただけで結び方を覚えるなど驚きました。



②僕がアルファベットのビーズを捜していると、Kさんが一緒に探してくれました。




17時くらいに撤収。
片付けはお母さんたちも手伝ってくれたのでとてもスムーズにいきました。