11月29日
「福島を生きる
ーいま そして これからー」
謹啓 晩秋の候、各位におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
東日本大震災における当教区に対しまして、発災直後から今現在に至るまで全国からの様々な形のご支援をいただきまして仙台教区関係者一同、感謝いたしております。
さて、宗祖親鸞聖人750回御遠忌讃仰事業として、本年、5月13日に東本願寺の視聴覚ホールを会場に、「仙台教区の日」を「死刑制度を考える 真宗門徒にとって死刑とは」のテーマで開催することとなっていました。しかし、大震災のため中止を余儀なくされ、多くの関係者にご迷惑をおかけしました。
ところで、野田首相は、就任早々点検停止中の原発の再稼働方針について言及し、対外的にも原発推進を言明、その輸出を進めたい意向を表明しています。いまとなっては、菅前首相が提唱した脱原発は立ち消えとなり、原発推進に舵を切ろうとしていることは明らかです。
そういう中だからこそ、原発事故で被曝をし、いまも苦渋と恐怖の中を生きることを余儀なくされている福島の人々は、人類にとって原発とは何かを伝える「義務」があるのではないでしょうか。原発事故で、家族がバラバラにされ、仕事を失い、生き甲斐を奪われ、生活がどのように壊されたのかを伝える「義務」があるのではないでしょうか。日々発表される放射線量に神経をとがらせながら、不安の中で子育てをするお母さんの声を、生産した桃や梨を廃棄している農家の涙を伝える「義務」があるのではないでしょうか。
福島のいまを伝えることが、世界から原発を無くする一歩となることを願い「福島を生きる いまそして これから」を実施するものであります。
なお、原発による被災だけでなく、岩手・宮城では、家族を失い、家を奪われて仮設住宅などでいまも支援を必要とする多くの人たちがいます。
何卒、皆さんの深いご理解とご協力をお願い致します。
仙台教区御遠忌委員会
仙台教区宗祖親鸞聖人750回忌御遠忌事業
「福島を生きるーいま そして これからー」
2011年11月29日(火)13:00~16:00
真宗本廟(東本願寺)視聴覚ホール(京都市下京区烏丸七条上る)
映像 福島の声、他
報告 小丸 洋子(福島県浪江町 仙台教区前坊守会長)
佐々木 道範(福島県二本松市 仙台仏青会長)
講演 山内 知也(神戸大学大学院教授 放射線測定学)
*講演会終了後、大谷婦人会館において質疑座談の時間をもちます。
ぜひご参加ください。
主催 仙台教区宗祖親鸞聖人750回忌御遠忌委員会
お問い合わせ 真宗大谷派仙台教務所 電話022-297-2824
5月13日
死刑制度と私たち
2月13日
仕事座談in二本松
日程:2月13日(日)13:00〜17:00
会場:真行寺(福島)
〈詳細時間〉
開会式 13:00〜
班別座談 13:30〜
報告&全体座談 16:00〜