2012年2月20日 九州最期は佐世保にて 

02/20(月)97回BOPin佐世保
①20日、長崎の東本願寺佐世保別院。
長崎仏青、女川や大船渡で活動してくれた皆さん、

佐世保ハイエースを届けてくれた方たちに加えて、

先日おせわになった熊本からの3名、

ずっといっしょに来てくれてる久留米からの2名も参加してくれました。
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②九州最後ということもあってか気づけば
僕も佐々木くんも1時間超すくらい話させてもらっちゃいました。

いつもは映像を2つ使う佐々木くんも最初のだけであとは語り通しでした。
佐々木くんは、いままで長崎の問題に無関心でいたことを謝っていました。


会場の声で「国や東電を訴えるべき」「汚染された離れるべき」という意見に対して、

「もちろん国や東電には責任があると思うし怒りはずっとある」「悪者さがしをして対立していくばっかりでもズレてしまうんじゃないか」

「こどもたちがいきいきと生きられる福島を取り戻したい」「離れたくても離れられないところに立ってほしい」など。

懇親会の中で、「役所や政府を批判していくことで、立場の中で苦しんでいる人を見落としてしまうんじゃないか」という言葉が僕には印象的でした。

無数に、本当に無数に生まれる立場や思いの違いですれ違ったりぶつかったり、言葉が届かなかったりを繰り返しています。

「私」との距離でしかものを見ることも考えることもできないけれど、いのちがいきいきと生きられることを願い願われているはず。

同じ願いの大地に立って、関わっていきたいと強く感じています。
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③本堂脇の廊下にパネル展示も。
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④佐世保別院、見つけにくかった~。
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2012年2月19日 九州ロード続く 

02/19(日)
19日、三瀦のお寺でお話しさせてもらう佐々木くんが95回BOP。
別れて僕は、福岡へ。96回BOPin福岡です。

この頃、九州としては珍しい積雪で高速道路がストップ。
前日の福岡からの便に乗る予定だった悠晃くんも間に合わず、やむなく新幹線に乗り換えて大阪泊で朝一の飛行機で帰宅したとか。

朝、久留米仏青の3人が迎えに来てくれて電車で移動。
車で向かったKさんは大渋滞で断念。

①今宿駅近くの西方寺さんのお講、午前午後1座ずつ。
毎年のお講で今回は仏青の働きかけで婦人部の皆さんが呼んでくれました。
お堂にはたくさんの方が。
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聞いてみると6年前の福岡西方沖地震や明治の頃の大きな地震など災害の経験もあり、30kmくらいの所には原発もあるとのこと。
僕自身、今回の旅で九州の県が全部言えるようになったくらいのことで、離れて暮らしていると全然知らないでいたなぁとあらためて思います。そんな僕が東北のことを語っていいものなんだろうか。
皆さん、とても暖かく聞いてくださってた。

お斎(オトキ・お昼ご飯)がとても美味しかった。ギンナンごはんや具だくさんのお汁など、婦人部の皆さんが作ってくれたものを2回に分けて和室に移動していただきます。
②若手の皆さん。ビデオ撮影もしていました。
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久留米メンバーのほかに福岡にも若手がたくさんいました。
さすが250ヶ寺の久留米教区とも言えるかもしれないけど、やっぱり元気があるように感じます。


2座目は映像で、10日に本山の視聴覚ホールで話した仙台仏青、八幡さんのお話を聞いてもらいました。福島について。
静かな語りですが、同じ大地にたってほしい、危険に身を落とさないでほしい、本当のことを教えてほしい、という叫びが突き刺さってくるように感じます。
僕たちがしたいこと、できることがなんなのか、あらためて考えさせられます。



自分を振り返ってみて、やっぱり大きいのは縁。

私の住んでいるところ、私の大事な人、私の会ったことのある人。

すべてではないけれど、私との距離がそのまま関心の濃さになっていくように感じます。

だからこそ出あいを大事にしたいと思います。震災後たくさんの人たちと出あって支えられてきました。

それらの関わりを通して、パワーをもらっています。

これまでであった皆さん、これからであう人たち、よろしくお願いします。
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2012年2月18日 新地の仮設住宅にて

02/18(土)
18日に新地の仮設住宅でBOPをしました。
メンバーは仙台仏青2名、センターのK下さん、滋賀のH夫妻でした。

10時半に別院集合。野菜ジュースなどの積み込みをして、
11時別院出発。途中で喫茶用のジュースやお菓子を買って現地に向かいました。
がんこ屋は先月訪れた所です。世帯数は126世帯。
今まで行った仮設の中では一番子どもの割合が多いんじゃないでしょうか。
50~60人くらいはいるそうです。
①センターのK谷さんが事前にポスターを作製してくれて
仮設の掲示板に張ってくれていました。
カラーの絵付きなので結構目立ちます。

13時過ぎに現地到着。
②到着後念珠を準備して開始しました。
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③K下さん曰く「マーキング」だそうです。仮設で念珠作りをした際に
適当な箇所に手作り念珠をつけてきてるみたいです。
仮設で知らない念珠があったらそれはKさんがマーキングしたものかもしれません。
16時には念珠作りを終わりにして撤収。
お母さんたちも片付けてくれたのであっという間に綺麗になりました。
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16時半くらいには帰路に着きました。

今回は子どもを中心に代表の方が声をかけてくれたみたいで
子どもたちがほとんどでした。人数にして延べ40人くらいでしょうか。
④Hさん(男性)が子ども達に折り紙をプレゼントしていました。
色取り取りの折り紙があり子どもたちも喜んでいました。
念珠作りもですが、喫茶も大成功でした。ジュースやお菓子も人気でしたね。
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⑤喫茶コーナー。Hさん(女性)が主に担当してくれました。
ポテチが好評でした。


以前訪れた時に新地で一緒に活動した大学生のボランティアの
Yさんも人伝えに活動を聞いて一緒に参加してくれました。
連絡先を交換したので新地での活動では声掛けしてみるつもりです。

「次はいつ来るの?」

また子ども達に来る約束をして仮設を後にしました。
わざわざ縁側まで出てきてくれて手を振って見送ってくれる姿が
名残惜しそうで印象的でした。
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2012年2月18日 九州大谷短期大学へ

02/18(土)
94回BOPは九州。九短BOPです。

福岡県筑後市蔵数の九州大谷短期大学へ。
今回は久留米仏青と有志の会KTPのつながりで
東本願寺久留米教区が主催しての報告会。

まず会場に着いて驚いたのはスタッフの数。
聞いてくれる人ももちろんですが、関わってくれてる人の多さに驚きました。

一緒に雄勝で倉庫を作ってくれた九短のメンバー、
月浜や、子育て支援センター、盛岡、寄磯、南三陸町や小網倉で
活動してくれたみんなの顔がありました。
学校の時の仲間や父の友人、弟がお世話になった方々も。

①今回は託児室もあって子どもたちがたくさん来てました。
パソコンやデータも事前に準備してくれたり、
久留米の皆さんにはいろいろとお世話になっちゃいました。
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②熊本から運んでくれたパネルも設置されてました。
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③仏青グッズ販売も。
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④関口、石田、佐々木の順でお話しさせてもらいました。
自分のことは緊張してあまりおぼえていませんが、
石田くんはかなり正直に自分の迷いや葛藤について語っていました。
佐々木くんは福島の今について。少しでも多くの人に聞いてほしいです。
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何ができるのか、何をしていけばいいのか、
探り探りですがこれからもよろしくお願いします。













2012年2月17日 92回BOPin熊本

92回目は熊本。
‎2月17日、東本願寺熊本教務所に呼んでもらって
熊本仏青の皆さんの準備のもと報恩講でお話をさせてもらいました。
佐々木、石田、関口です。

福岡に飛ぶはずの飛行機が遅れて、
福岡空港から久留米仏青の皆さんが車で送ってくれる予定を変更、
急遽新幹線で熊本へ。九州新幹線、広くてきれいでオシャレでした。

別院本堂で夜の7時から。
九州をなめてたけど相当寒かった。
皆さん、寒い中よく残って下さってました。
①僕自身、仙台仏青の仲間の話を聞くのはこうして外に出た時くらいなので、
新鮮だし刺激になります。
先月の高岡、高山に続いて県外で話させてもらうのは僕はまだ2回目。
緊張です。
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②教務所の廊下にびっしり仙台仏青の活動パネルを貼ってくれてました。
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一昨年、熊本で毎月行われている狭山事件の坐りこみに、
仲間たちと車で参加した時に熊本仏青のSさんと出会いました。
震災後には陸前高田でチーム熊本の炊き出しタイピーエン。
11月の京都「福島を生きる」で会って、
佐々木くんからお願いして今回のことにつながりました。
本当にありがたいです。

お西(西本願寺)の若手の皆さんも来て復興支援のお線香販売と、
その売上のカンパなどもしてくれました。
日豊教区(福岡の一部と大分)の仏青の皆さんも参加。
なぜか翌日会うはずの久留米仏青メンバーも。ありがたい。

③会場の皆さんのお話を聞いて、当たり前だけど、それぞれいろんな悩みがあるんだな、と。
また会って話をしたいと思いました。
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④和室に移動。時間がなくなって流せなかった福島の武藤さんのスピーチを聞いてもらいました。
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2012年2月15日〜16日の報告 チーム北海道の皆さんと

02/15(水)

午後に集まって積み込み&買い出しです。仙台仏青3名。
まずは、別院にある醤油や塩コショウ、調理酒、カイロ、湯たんぽ等を
佐世保ハイエースに積み込んでいきます。
いつも「泊まっていけ」「帰られると取り残されたみたいでなんだか寂しいんだ」って
言って下さるので今回、布団を富山ステップに積んで泊まる気満々です。
BBQコンロを積もうとしたら、なんと前回洗ってなくてベタベタ状態、
皆でたわし持ってゴシゴシ、です。
その後、業務用スーパーで食材、生協でティッシュや洗濯洗剤、トイレットペーパーなど。
普通の?スーパーでサランラップやアルミホイル、油、砂糖を購入。
ホームセンターで炭などを揃えます。一通り買い終えるとだいたい暗くなってきます。
翌日に向けて解散。

02/16(木)
16日牡鹿半島の仮設住宅で91回BOP
メンバーは仙台仏青6名、センター2名、チーム北海道9名です。

9時に別院集合、軽く積み込み。
チーム北海道が福島班と牡鹿班に分かれて行動。
9時半に出発。福島班はK下さん同行で福島に水を輸送しました。
大原班は石巻港から沿岸部や女川などを視察して現地へ移動しました。
仙台仏青は牡鹿班と行動です。

14時ちょい過ぎに現地到着。到着後にテントを張り無料バザー準備。
15時半からバザーを開始しました。
①奥のダンボールに張ってあるのはチーム北海道の方が持って来てくれたポスター。
手書きの物だそうです。①.jpg

②またそれと並行して念珠作りもしました。
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16時半くらいからバザーを撤収して炊き出しタイム。

③メニューは焼き鳥やスペアリブなどで居酒屋をしました。
いっしょに地元の皆さんも焼いてくれたり、海藻や魚をもってきてくれたり、
味が薄いといって塩コショウがんがんふったりしてました。
お父さん、身体に悪いよ。大原、久しぶりだけど来れてよかった。
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④焼いてつまみ、焼いてつまみして食べたり飲んだりしました。
結局ほとんどがテントの中での飲食でした。
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その後20時前には炊き出しも撤収。北海道とセンター、仙台仏青も帰ります、が・・・
仏青のうち3名は仮設に宿泊させてもらうことに。
星を見に行ったり、歩いたり、寒い中でしゃべったり。
次の日の朝5時くらいまで中学生たちと話したりトランプしたり遊んで、
その後仮眠した後に片付け撤収。別院に着いたのは11時過ぎくらいでした。
到着後、積荷を降ろして解散という流れです。














2012年2月6日 物資運び

6日に新年の挨拶がてら被災地に物資を届けてきたので報告
メンバーは、仙台仏青3名。

まずは雄勝の仮設住宅に野菜ジュース84本。
それとIさん作成のカレンダーも一緒にお渡ししました。
続いては雄勝の別の仮設住宅。
5キロのお米40袋とカレンダーを配りました。
続いて河北町の在宅避難の方に
オムツパンツ型LL2つと目覚まし時計と3Lのつなぎをお渡ししました。

河北町の方と少しお話しましたが、
「物資の支援」もありがたいが「心の支援」もしていただければ・・・と言われていました。
旦那さんが日中は地元に瓦礫掃除に行っていて日中は一人で家にいることが多いそうです。

近所の人とは2人くらいしか話せる人がいないみたいで、
中々知らない土地で近所の人と交流がもてないそうです。

神社がで行事があり近所の人たちが集まって楽しそうにやっているみたいですが、
なかなか輪に入ることができないそうです。
自分には、知らない土地に来て孤独感を感じているから助けてほしいという風に聞こえました。
それが「心の支援」って事なんだろうと思いました。
何か近所の人たちと交流が持てそうなこと、
例えば炊き出しとか居酒屋とかしてみんなで集まれたらいいのかな?
何かすごい寂しそうだったので何とかできないものかなとお話していて思いました。













2012年2月1日、2日

02/01(水)
翌日の女川3小に備えて積みこみ。
午後集合で、バザー品と炊き出し道具を積み込んでいきます。
その後、チーム長崎が合流。一緒に買出しです。
前回の情報によると尾浦のAさんが鳥が食べられないそうなので、
今回は焼肉にしようかと。
買出し後、別院に戻ってキャベツ千切り(ぶつぎり)。
ねぎを切ったり、かまぼこを適度なサイズに切るなど。切りまくりです。

02/02(木)90回BOPin女川三小
9時集合ですが、朝から積雪。
一通り別院の雪かきをしてから出発。
昨日用意した食材も積み込みます。
①石巻港から門脇を通って渡波のイオンで集合。
仙台仏青4名とセンターのK下さん、長崎から4名です。
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現地に昼過ぎころに到着。
お母さんたちが総出で僕たちのために雪かきをしてくれていました。
以前お邪魔した坂の上の集会場から、完成したばかりの談話室へ机や椅子などを運びこみます。

②2時から談話室でバザー。
調味料中心のため、ほとんどすべての品に皆さん手を伸ばされます。
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③バザー終了後、談話室では五島うどんの準備です。
五島列島の門徒さんが提供してくださったそう。
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④談話室前では焼肉部隊が。
この日、おそらく氷点下近かったのではないかと。
肉が焼いた端から冷める冷める。Aさんとこからタコをもらって焼いたりも。④.jpg

⑤長崎の種類豊富なかまぼこも美味しかった。
暗くなるまで、地元の皆さんと飲んだり食べたりしました。
「銀じゃけとれんだぞ」「じゃ、その頃また来るから」
「まだ今年はちっちゃいべ」「え~、なんか食べたいな~」。
とても賑やかな夕食時でした。
長崎、今度は4月の福島の子どもの集いに来てくれます。
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