【公開講座】チェルノブイリの今 ~現地に足を運んだ僧侶の報告~

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東日本大震災から2年3ヶ月。


それぞれが復興とは何かを模索し続ける中で、福島を中心とした東京電力福島第一原子力発電所から放射性物質が飛散した地域では、
まだまだ復興とは程遠い「不安」の真っ只中にあります。
国や行政は「心配ない、安全だ」としているけれども、
本当は誰も放射能が将来どのような影響を及ぼすか断定することができない、
「わからない」というのが事実なのだと思います。

誰もがその影響がわからない中で、一つの判断材料・基準とされているキーワードに「チェルノブイリ」があります。
1986年4月26日ソビエト連邦(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所事故による汚染調査・健康被害調査などを判断材料として日本でも基準が作成されています。
しかし、その大事な基準となる「チェルノブイリ」自体について私たちはあまりにも無知であり関心がありません。
「チェルノブイリでは○○だったそうだ」と情報の真偽も確かめず、国が作成する基準に納得してはいないでしょうか。
チェルノブイリの子どもたちの「いま」を知らずに、憶測だけで物事を考えてはいないでしょうか。
私はその一人です。

この度、仙台仏教青年会では福島県二本松市佐々木道範さんをお招きして「チェルノブイリのいま」を開催いたします。
佐々木さんは、今年5月下旬に10日間ほどチェルノブイリを訪問されました。
事故から27年経ったチェルノブイリはいったいどうなってるのか、
子どもたちはどのように成長しているのか、
チェルノブイリを訪れてみて今ご自身の暮らす福島県や日本という国について何を感じるのかをお話いただきます。
 
 

原発の再稼働・海外輸出が話題となってきていますが、
日本の原発事故はまだ収束などしていません。
ともに学びを深めていきたいと思いますので、
ご家族・お友達などお誘いいただき、
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

仙台仏教青年会会長 石田

2013年7月14日日曜日

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